2眼で生きる形は無限にありますが、その中からいくつかご紹介します。
下の黒の形はしっかりとした2眼です。
次は石の数が少し減っていますがこれも2眼の生きです。白は取れません。
今度は眼の位置がナナメになっていますが、この黒石も生きています。
下の形は左側の部屋が少し大きくなっています。この場合はどうでしょうか?
白1と眼の中に打たれても、次に黒2と打てば取れるので、この形も生きています。
眼がさらに大きくなったとしても、部屋が2つになっていれば生きています。
試しに白が部屋の中に打ってきたらどうなるでしょうか。まず白1と打ちます。
ここで黒は打ってもいいのですが、あえてパスをして白に連続で打たせてみます。
白2と打ちました。
続いて白3と打ちます。
黒4と打って白石を取ります。
続いて白5と打ちます。
白6と打ちます。
黒7と打って白石を取ります。
さらに白8と打っていきます。
黒9と打って白石を取ります。
白10と打ちます。
最後に黒は11と取りました。
するとどうでしょう。下の図は最初の眼が2つある形に似ていませんか?つまり部屋が広くなって、その中に相手が打ってきたとしても、結局最後には石を取られて、下のように2眼の形になってしまうのです。これが部屋を広げても生きている理由です。
辺や隅でも2眼で生きることができます。下は辺で生きた形です。
下のように石が多くても眼が2つあれば白は取ることができません。
隅で生きた形~その1。
隅で生きた形~その2。
隅で生きた形~その3。