ここではまず初はじめに、自分の石が相手に取られそうになった時、どうすればいいのかということについて説明せつめいしたいと思います。

下の図は白石がアタリになっていて今にも取られそうです。次に黒Aと打たれると取られてしまうので、白は逃にげなければいけません。

白1と打って逃にげました。すると、上の図では囲かこむ点が1つだったのに対し、一度逃にげると3つに増ふえています。囲かこむ点が3つあるということは、黒はあと3回打たないと白石を取ることができません。

さらに囲かこもうとして黒2と打っても、白3と逃にげれば今度は囲かこむ点が4つになり、白石を取るのにあと4手も必要ひつようなので、取るのがさらに難むずかしくなりました。

このように相手に囲かこまれそうになったときは、自分の石をつなげて逃にげれば、囲かこむ点がどんどん増ふえていくので取られにくくなります。自分の石がアタリになったときは、とにかく逃にげることが大切です。