石を置く順番

囲碁いごでは最初さいしょに石を打つ人のことを「先手せんて」、後から打つ人のことを「後手ごて」とびます。先手が黒を持ち、黒、白、黒、白と交互こうごに打っていきます。

また、石を1回打つことを「1手いって」といい、「次の1手」とか「1手目、2手目…」などという時に使います。

数字が書かれている黒石と白石を様々な交点においている図。進行手順、1手目・黒7の3、2手目・白3の3、3手目・黒7の5、4手目・白3の5、5手目・黒7の7、6手目・白3の7女性のイラスト、「数字は打つ順番を示しているよ」

先手と後手を決めるニギリ

先手(黒)と後手(白)はじゃんけんで決めてもかまいませんが、プロも行っている「ニギリ」という正式な方法ほうほうがありますのでご紹介しょうかいします。ここではかりにAくんとBちゃんに分けて説明せつめいします。

まずAくんが、白石をきなだけにぎります。そしてにぎったままその手を碁盤ごばんの上に乗せます。

Aくんが右手で白石を握って碁盤の上に乗せている図

次にBちゃんが、黒石を1か2どちらかを碁盤ごばんの上にきます。
Aくんがにぎっている白石の数を予想して、奇数きすうだと思ったら1偶数ぐうすうだと思ったら2にします。

Bちゃんが黒石を2個碁盤の上に置いている図

今度はAくんがにぎっていた手を広げて白石を碁盤ごばんの上にきます。

Aくんがにぎっていた手を広げて白石を碁盤の上に置いた図

そのままならべて白石の数を数えます。結果けっかは10でした。ということは偶数ぐうすうですね。

Aくんが白石の数を数えている図

黒石を2出したBちゃんは、予想が当たったので、先手になります。つまり、黒石を出した人の予想が

当たっていたら→先手 はずれていたら→後手

になります。