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ここでは4目中手よんもくなかでの例をご紹介しょうかいします。4目中手よんもくなかでとは、相手の4目もくの陣地じんちの中に打って、相手の石を殺ころすテクニックのことです。
下の図は白が4目もくの陣地じんちを囲かこっています(白石の形がなべのふたに似にていますね)。さてここで次に黒が打つ番だとすると、どこに打てばこの白石を殺ころせるでしょうか?
正解せいかいは黒1です。ここに打てばこの白石は死にます。
逆ぎゃくに白Aと打たれると、眼めを作って生きられてしまいます。
続つづいて白2と打ちました。
黒3とアタリにします。
アタリなので白4と取ります。
黒5とまた中に打っていきます。
白6と取ります。すると…
最後さいごに黒が真ん中に打つと、白石を全部取ることができました。
下のように、隅すみと辺へんでなべのふたを作った形も、4目中手よんもくなかでで殺ころすことができます。黒から打って、この白石をどうやって殺ころすか考えてみてください。
4目もくの陣地じんちがまっすぐに並ならんでいる形は、4目中手よんもくなかでで殺ころすことができません。
どういうことかと言いますと、例たとえば下のように黒1と打ったとします。
すると白2と打って部屋が2つできました。黒が打った石は逃にげられないので取られてしまいます。
黒1の方から打ってみても、さっきと同じように白2と打たれて、この黒石はもう逃にげられません。
つまり下のように4目もくの陣地じんちをまっすぐ囲かこっている場合は、黒が先に打っても白に2眼がんを作られて殺ころすことができないので、この白はこのままの状態じょうたいで「生きている」石となります。
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